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シグナルベースドセリングとは?BtoBマーケ・セールスでのシグナルの種類と始め方

この記事のポイント

シグナルベースドセリングは、ターゲット企業に表れたシグナル(検討の手がかり)をもとに、アプローチする順番と時期を決めるBtoBの営業の進め方です。

シグナルベースドセリング(英語ではSignal-Based Selling)は、ターゲット企業に表れたシグナルをもとに、アプローチする順番と時期を決める営業の進め方です。マーケティングの側から同じ考え方を指すときは、シグナルベースドマーケティングと呼ばれます。シグナルは、自社サイトへの来訪、サイトの外で調べているテーマ、役員の交代のような、検討の手がかりになる動きです。

展示会のリードには一通り連絡した。ターゲット企業の一覧もある。それでも、今月どの会社から連絡すればよいかは、担当者の勘で決まっている。シグナルベースドセリングは、この「どこから・いつ」を、表れた動きで決め直すための考え方です。

この記事では、意味とシグナルの種類に加えて、ターゲット企業を先に決めること、相手の行動を文面に書かないこと、営業の結果を戻して毎月数えることまで、始め方と定着のさせ方を紹介します。

この記事でわかること
  • BtoBマーケティング・セールスでのシグナルベースドセリングの意味と、従来の営業との違い
  • シグナルの3つの種類と見る場所、手がかりになりにくい動き
  • シグナルベースドセリングを始める5つのステップと、連絡の文面の書き方
  • シグナルでアプローチの優先順位を付ける方法
  • 組織に定着させる方法と、よくある失敗

シグナルベースドセリングとは?BtoBマーケ・セールスでの意味

BtoBでのシグナルベースドセリングとは、ターゲット企業に表れたシグナルを手がかりに、アプローチする順番と時期、案内する内容を決める進め方です。

シグナルは、検討の手がかりとして扱います。資料の閲覧のような動きがあっても、その会社が購入を決めたとは限りません。情報を集めている担当者かもしれませんし、競合の調査かもしれません。シグナルは「どこから確かめるか」を決める材料で、確かめるのはインサイドセールスや営業の連絡です。

なぜシグナルを見る必要があるのか

展示会やフォームで名前を残してくれる会社は、ターゲット企業のうちの一部です。多くの会社は、名前を残さないまま記事を読み、資料を比べ、社内で検討を進めます。名乗った会社の情報だけを見ていると、それ以外のターゲット企業のどこから確かめるかを、勘で決めることになります。シグナルは、名乗る前の動きに順番を付けるための材料です。

シグナルベースドマーケティングとの違い

2つは同じ考え方で、使う人が違います。シグナルベースドマーケティングは、マーケティングがシグナルをもとに広告やメール、資料の案内を決めるときの呼び方です。シグナルベースドセリングは、インサイドセールスや営業が、シグナルをもとに連絡の順番と時期を決めるときの呼び方です。実際には、マーケティングと営業が同じシグナルを見て分担します。

従来の営業との違い

変わるのは、確かめる順番・連絡する時期・案内する資料・振り返りの単位の4つです。

一覧の順番より、シグナルが表れた会社から確かめる一覧の順番で進める営業は、担当者が決めた一覧の順に、担当者の予定が空いたときに、どの会社にも同じ会社紹介をし、連絡した件数で振り返る。シグナルを手がかりに進める営業は、シグナルが表れたターゲット企業から、種類ごとに表れてから何日以内と決めた時期に、シグナルから考えた課題に合う事例や資料を案内し、どの種類のシグナルから商談が生まれたかで振り返る。一覧の順番より、シグナルが表れた会社から確かめる一覧の順番で進めるシグナルを手がかりに進める確かめる順番担当者が決めた一覧の順シグナルが表れたターゲット企業から連絡する時期担当者の予定が空いたとき種類ごとに、表れてから何日以内と決める案内する資料どの会社にも同じ会社紹介シグナルから考えた課題に合う事例や資料振り返りの単位連絡した件数どの種類のシグナルから商談が生まれたか
図1:シグナルベースドセリングでは、確かめる順番・連絡する時期・案内する資料・振り返りの単位を、表れたシグナルをもとに決める
観点 一覧の順番で進める シグナルを手がかりに進める
確かめる順番 担当者が決めた一覧の順 シグナルが表れたターゲット企業から
連絡する時期 担当者の予定が空いたとき シグナルの種類ごとに、表れてから何日以内と決める
案内する資料 どの会社にも同じ会社紹介 シグナルから考えた課題に合う事例や資料
振り返りの単位 連絡した件数 どの種類のシグナルから商談が生まれたか

向いているのは、検討の期間が長く、関わる人が複数いて、ターゲット企業を数百社以内に絞れる商材です。単価が小さく、たくさんの会社に同じ商材を売る場合は、1社ずつ確かめる手間に見合わないことがあります。

シグナルの3つの種類と、見る場所は?

シグナルは、自社サイトの中の動き、サイトの外で調べているテーマ、会社の出来事の3つに分けられます。 見る場所と、分かることが違います。

シグナルは、3つの種類に分けて見るシグナルの3つの種類。自社サイトの中の動き(来訪した企業・資料の閲覧・セミナーへの申し込み)、サイトの外で調べているテーマ(自社サイトに来る前に調べている課題)、会社の出来事(事業部長の着任・新しい部署の設置・担当者の募集)。どれも、どのターゲット企業から確かめるかを決める検討の手がかり。シグナルは、3つの種類に分けて見る自社サイトの中の動き来訪した企業・資料の閲覧・セミナーへの申し込みサイトの外で調べているテーマ自社サイトに来る前に調べている課題会社の出来事事業部長の着任・新しい部署の設置・担当者の募集どのターゲット企業から確かめるかを決める、検討の手がかり
図2:シグナルは、自社サイトの中の動き・サイトの外で調べているテーマ・会社の出来事の3つに分け、どのターゲット企業から確かめるかの手がかりにする
種類 例 分かること 単位 見る場所
自社サイトの中の動き 来訪した企業、見たページ、資料の閲覧、セミナーへの申し込み 自社の商材やコンテンツに、どの会社が接点を持ったか 企業(来訪)と担当者(資料・フォーム) MAの通知、アクセス解析、フォームの送信
サイトの外で調べているテーマ 「インサイドセールス 立ち上げ」「外観検査 自動化」のようなテーマを調べている会社 自社サイトに来る前に、どんな課題を調べているか 企業 インテントデータ
会社の出来事 事業部長の着任、営業企画部の新設、データ分析の担当者の募集 予算や担当が変わりそうな時期 企業 相手のサイトのお知らせ、IR資料、採用ページ

サイトの外で調べているテーマは、インテントデータと呼ばれるデータから分かります。仕組みは「インテントデータとは?BtoBマーケ・セールスでの種類と取得方法」で解説しています。

自社サイトの中の動きは、自社の商材やコンテンツに接点を持った動きです。ただし、まだ自社を知らない会社は表れません。サイトの外のテーマと会社の出来事は、自社を知る前の会社の動きを拾えます。3つを組み合わせると、どこから確かめるかの順番を付けやすくなります。

手がかりになりにくい動き

表れた動きのすべてが、順番を決める材料になるわけではありません。採用ページやIRのページだけを見に来た会社は、転職や投資の調べものかもしれません。サポートのページへの来訪は、既存の顧客であることが多い動きです。競合の会社からの来訪や、半年以上前の出来事も、順番を決める材料から外します。

手元のデータでは数えられない3か所

MAやSFAのような手元のデータだけでは、ターゲット企業の動きを数えられない場所が3つあります。

1つめは、名乗る前の会社です。サイトの外で調べている間や、サイトに来ても名前を入力していない間は、どの会社かが分かりません。2つめは、社内で比べている間です。担当が替わったり、別の人が資料を見に来たりしても、その動きは担当者ごとのデータに分かれて残ります。

3つめは、営業に引き継いだあとです。商談・検討中・保留・見送りの結果がマーケティングに戻らないと、どのシグナルから商談が生まれたかを確かめられません。1つめと2つめは企業単位の来訪と調べているテーマで補い、3つめはSFAに結果を書く欄を作って自社で埋めます。

シグナルベースドセリングを始める5つのステップは?

ターゲット企業を決め、見るシグナルを選び、シグナルごとの施策と期限を決め、文面を相手の課題で書き、結果を戻して数えます。

シグナルベースドセリングを始める5つのステップ始める5つのステップ。1 ターゲット企業を決める(会社と事業部の名前まで)、2 見るシグナルを絞る(商材とつながるものを3〜5つ)、3 施策・担当・期限を決める(誰が、何日以内に、何をするか)、4 文面は相手の課題で書く(相手の行動には触れない)、5 結果を戻して数える(どのシグナルから商談が生まれたか)。シグナルベースドセリングを始める5つのステップ1ターゲット企業を決める会社と事業部の名前まで決める準備2見るシグナルを絞る商材とつながるものを3〜5つ準備3施策・担当・期限を決める誰が、何日以内に、何をするか準備4文面は相手の課題で書く相手の行動には触れない連絡5結果を戻して数えるどのシグナルから商談が生まれたか毎月
図3:シグナルベースドセリングは、ターゲット企業を決め、シグナルを絞り、施策と期限を決め、文面を相手の課題で書き、結果を戻して数える順に始める

ステップ1:ターゲット企業を先に決める

シグナルを見る前に、どの会社のシグナルを見るかを決めます。受注した会社の業種・規模・事業部を書き出して条件にし、会社の名前まで決めます。条件の書き方は「ICP(理想顧客プロファイル)とは?」で紹介しています。

ステップ2:見るシグナルを3〜5つに絞る

3つの種類の中から、自社の商材とつながるシグナルを3〜5つ選びます。たとえば、導入事例のページの閲覧、商材に近いテーマの調べもの、該当する部署の新設、のように具体的に書きます。選ばなかった動きは見ない、と決めることで、確かめる会社の数が連絡できる数に収まります。

ステップ3:シグナルごとに、施策・担当・期限を決める

来訪や調べているテーマは、会社の単位で表れます。連絡する相手は、SFAにある過去の接点や、テーマに関係する部署の役職から決めます。担当者が分からない会社は、マーケティングが企業単位の広告や業種別の資料で接点をつくります。

シグナル 誰が 何日以内に 何をする
担当者の資料の閲覧 インサイドセールス 3営業日 資料に関係する事例を添えて連絡する
会社の単位の来訪・調べているテーマ マーケティング 2週間 企業単位の広告と業種別の資料で案内する
事業部長の着任・新部署の設置 営業 1か月 公開された出来事に触れて、役職の課題で連絡する

日数は架空の例です。新しく着任した事業部長が方針を固めたあとや、資料の閲覧から何週間もたったあとでは、確かめる意味が薄れるため、種類ごとに期限を決めます。

ステップ4:文面は、相手の事業と課題で書く

営業メールやフォームの文面は、相手の事業、役職に関係する課題、役立つ情報で組み立てます。行動のシグナルは、連絡の順番と、案内する資料を選ぶためだけに使い、文面には出しません。公開されている出来事であれば、書き出しで触れてもかまいません。

架空の例で比べます。書いてよいのは「10月に営業企画部を新設されたと、貴社のお知らせで拝見しました」のような書き出しに、その部署の役職で起きやすい課題と、関係する事例を1つ添える文面です。書かないのは、自社サイトのどのページを相手が見たかに触れる文面です。

ステップ5:結果を戻し、毎月数える

インサイドセールスと営業は、連絡の結果を「商談・検討中・保留・見送り」から選んでSFAに書きます。毎月、シグナルの種類ごとに商談になった社数を数え、見る対象から外すかどうかは3か月分の数字で判断します。

見送りや反応の無かった会社も、ターゲット企業からは外しません。時期が合わなかっただけの会社は、次のシグナルが表れたときに、改めて確かめます。

シグナルで優先順位を付ける

ターゲット企業の条件に合うかと、シグナルが表れているかの2つで分け、両方がそろった会社から確かめます。

条件とシグナルの2つで、確かめる順番を決める横軸はシグナルが表れているか、縦軸はターゲット企業の条件に合うか。条件に合いシグナルもある会社は、インサイドセールスがすぐに連絡して確かめる。条件に合うがシグナルが無い会社は、マーケティングが広告や業種別の資料で接点をつくる。条件外の会社にシグナルがあり、受注した会社に似ていれば、条件を見直す材料にする。条件に合わずシグナルも無い会社は、対象にしない。条件とシグナルの2つで、確かめる順番を決めるマーケティングが接点をつくる条件に合うがシグナルは無い広告や業種別の資料で案内するすぐに連絡して確かめる条件に合いシグナルもあるインサイドセールスが連絡する対象にしない条件に合わずシグナルも無い今は追わない条件を見直す材料にする条件外の会社にシグナルがある受注した会社に似ていれば見直すシグナルが表れている →↑ ターゲット企業の条件に合う(上ほど合う)
図4:ターゲット企業の条件に合うかとシグナルが表れているかで4つに分け、両方がそろった会社から連絡して確かめる

条件に合い、シグナルも表れている会社は、インサイドセールスがすぐに連絡する対象です。その中では、種類の違うシグナルが重なっているか、同じ会社で複数の担当者に動きがあるか、表れてから日が浅いかの順に確かめます。重なっていても、検討の段階は連絡して相手に聞いて確かめます。

条件に合うのにシグナルが無い会社は、未アプローチのまま残りやすい会社です。マーケティングが広告や業種別の資料で接点をつくります。来訪した企業のデータには、条件に合わない会社も表れます。その中に受注した会社と似た会社が多ければ、ターゲット企業の条件を見直す材料にします。条件に合わず、シグナルも無い会社は、対象にしません。

優先順位は、会社の単位で付けます。同じ会社の3人が資料を見ていれば、担当者のリードとしては3件でも、アプローチする会社としては1社です(架空の例)。同じ会社の役職の違う2人に連絡するときは、担当を1人に決め、同じシグナルでも役職の課題で書き分けます。

シグナルベースドセリングを組織に定着させるには?

ツールを入れるだけでは、現場はシグナルを見ません。現場が感じる3つの壁ごとに手当てをし、リーダーが使い、小さく始め、褒める基準を変えます。

現場がシグナルを見ない3つの壁と手当て

1つめは、監視されていると感じることです。シグナルの画面や入力の決まりが、自分の仕事を見張る道具だと受け取られると、営業担当者は使おうとしません。最初に、見るのは相手の会社の動きで、担当者の活動量ではないと伝えます。

2つめは、経験を否定されたと感じることです。「この一覧の会社に連絡してください」と指示されると、自分の勘を否定されたように感じる人がいます。勘で気になっていた会社が、商材に近いテーマを調べていると分かれば、連絡する理由が1つ増えます。勘を確かめる材料として、シグナルを渡します。

3つめは、手間です。新しい画面の見方を覚え、シグナルを読む時間が連絡の時間を圧迫すると感じれば、慣れたやり方に戻ります。見る日は週1回に決め、入力は結果の4つから選ぶ欄だけにします。

現場にとっての利点を伝える

手がかりのある会社から確かめれば、まったく接点の無い会社に連絡する時間を減らせます。連絡の理由が言える会社から当たれるので、断られ続ける負担も軽くなります。会社の管理のためでなく、営業担当者の時間の使い方のための仕組みだと伝えます。

定着させる3つのステップ

1. リーダーが使う:部長やマネージャーが、なぜ今このやり方に変えるのかを、相手の買い方の変化と現場の負担の話で説明します。そのうえで、会議でシグナルの画面を開き、「この会社に連絡した?」と聞きます。リーダーが勘だけで聞いているうちは、部下もシグナルを見ません。

2. 小さく始める:新しいやり方に前向きな人と、周りへの影響が大きい人を数人選び、先に始めます。シグナルをきっかけに商談になった例が1つできたら、全体の会議で紹介します。

3. 褒める基準を変える:最初の数か月は、売上の金額だけでなく、シグナルをもとに連絡したことと、結果をSFAに書いたことを、朝会やチャットで褒めます。慣れてきたら、評価の項目にも入れます。

シグナルベースドセリングでよくある4つの失敗は?

よくある失敗は、連絡の担当が決まっていない、見るシグナルを絞っていない、シグナルを購入の意向と決めつける、文面で相手の行動に触れる、の4つです。

失敗1:シグナルが表れても、連絡の担当が決まっていない

画面には表れているのに、誰がいつ連絡するかが決まっていないと、確かめられないまま日がたちます。ステップ3の表で、シグナルごとの担当と期限を決めます。

失敗2:見るシグナルを絞っていない

ターゲット企業の数だけ、毎週どこかに動きがあります。全部を見ようとすると、確かめる会社が連絡できる数を超えます。ステップ2で絞り、3か月ごとの振り返りで入れ替えます。

失敗3:シグナルを、購入の意向と決めつける

「料金ページを何度も見ているから、予算の話が進んでいるはずだ」と決めつけて連絡すると、相手の状況と話がかみ合いません。シグナルは確かめる順番を決める材料で、検討の段階は連絡して相手に聞いて確かめます。

失敗4:文面で、相手の行動に触れる

相手が見たページや資料に文面で触れると、相手は見張られていると感じます。行動のシグナルは、順番と資料を選ぶためだけに使い、文面には書きません。

シグナルベースドセリングのよくある質問

シグナルベースドセリングとは何ですか?
ターゲット企業に表れたシグナルを手がかりに、アプローチする順番と時期を決める営業の進め方です。シグナルは検討の手がかりとして扱います。
シグナルベースドマーケティングとの違いは何ですか?
同じ考え方で、使う人が違います。マーケティングが施策を決めるときはマーケティング、営業が連絡を決めるときはセリングと呼びます。
シグナルにはどんな種類がありますか?
自社サイトの中の動き、サイトの外で調べているテーマ、事業部長の着任や新部署の設置といった会社の出来事の3つです。
専用のツールがないと始められませんか?
始められます。MAの資料閲覧の通知と、ターゲット企業のお知らせのページから始め、見るシグナルを3〜5つに絞ります。
営業メールにシグナルのことを書いてもよいですか?
行動のシグナルは書きません。順番と資料を選ぶために使い、文面は相手の事業と課題で書きます。公開された出来事には触れてかまいません。
マーケティングとインサイドセールスの引き継ぎは、どう決めますか?
シグナルの種類ごとに、誰が何日以内に何をするかを表にして合意します。連絡の結果をマーケティングに戻す欄も一緒に決めます。
組織に定着するまで、どのくらいかかりますか?
半年から1年が一例です。少人数で例をつくり、部署全体に広げ、最後に評価の項目に入れる順に進めます。

シグナルベースドセリングと一緒に知っておきたい用語

ICPでターゲット企業の条件を決め、ABMで会社ごとのアプローチを設計し、インテントデータでサイトの外のシグナルを見ます。

まとめ:シグナルは、確かめる順番を決める手がかり

  1. 意味:ターゲット企業に表れたシグナルをもとに、アプローチする順番と時期、案内する内容を決める進め方です。
  2. 種類:自社サイトの中の動き、サイトの外で調べているテーマ、会社の出来事の3つです。
  3. 始め方:ターゲット企業を決め、シグナルを絞り、施策と期限を決め、文面は相手の課題で書き、結果を戻して数えます。
  4. 定着:壁ごとに手当てをし、リーダーが使い、小さく始め、シグナルをもとに連絡したことを褒めます。

今日できることは、過去3か月に商談になった会社を5社選び、商談の前にどんな動き(資料の閲覧、セミナーの参加、事業部長の着任など)があったかを1行ずつ書き出すことです。5社に共通する動きが、最初に見るシグナルの候補になります。

ウルテク(URUTEQ)は、ABM(アカウントベースドマーケティング)の考え方で、ターゲット企業からの商談獲得を仕組み化するBtoBマーケティング・営業支援サービスです。マーケティング施策の結果、営業の対応、サイトの外で調べているテーマを企業ごとに分析し、アプローチの抜け漏れと、商談につながった施策を解析します。毎月の定例で商談の結果を確かめ、翌月の施策に反映します。

手元のデータでは数えられない3か所と、ウルテクが受け持つデータの種類は、「GTM戦略ガイド」の17・18ページで図にしています。

著者紹介
井上翔太
ウルテク| URUTEQ 事業責任者
新卒で証券会社に入社し、BtoCのセールスを経験。その後、PR代理店にてBtoB・BtoC企業向けのデジタルマーケティングコンサルティングや新規営業を担当。ログリー株式会社入社後は、BtoBマーケティング向けSaaSの開発やマーケティング、セールスなどを行う。現在は、これまでの経験を活かし、BtoBマーケAIエージェント「アカウントインテリジェンスツール ウルテク」の事業責任者を務めている。

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