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『CVの経路は?』『どの企業がホット?』ChatGPTやClaudeに聞ける時代|ウルテクMCP入門

この記事のポイント

ウルテクMCPは、あなたがふだん使っているAI(Claude / ChatGPT等)とウルテクのデータをつなぐ「橋」です。これがあると、AIに「今週、うちのサイトに来てる会社で製造業のとこ教えて」「今日の優先営業先を5社まとめて」と話しかけるだけで、データに基づいた回答が返ってきます。AI活用をこれから本格化したい方の、初めの一歩のガイドです。本記事はその使い方を、シーンごとの具体例で具体的に解説します。

「ウルテクMCP」という言葉を見ても、たぶん最初は「MCP?何それ?」となります。むしろそれが普通です。安心してください、本記事は、AIを業務でもっと使いたい方を対象に、難しい言葉を使わずに順を追って説明します。

結論から言うと、ウルテクMCPは あなたが使っているAIに「うちのサイトに来てるお客さんのデータ」を見せてあげる仕組み です。AIを「物知り博士」だとすると、これまでは博士が知らない「あなたの会社のお客様の話」を毎回ゼロから説明する必要がありました。MCPを使うと、博士が最初から「あなたの会社のお客様データ」を見ながら答えてくれるようになります。

本記事では、ウルテク事業責任者として150社超の導入企業の行動データを観察してきた経験と、実際にウルテクMCPを社内検証で使い込んできた結果から、「具体的にどんな質問ができるようになるのか」「想定通りだった点と、想定外だった点」をご紹介します。

この記事でわかること
  • そもそも「MCP」とは何か
  • ウルテクMCPがあると、ふだんのAIに何が聞けるようになるか
  • 朝のMTG前・営業引き渡し・週次レポートなど、シーン別の使い方例
  • ウルテクMCPの12機能を「5つのグループ」で分かりやすく整理
  • AI活用をこれから本格化したい方が押さえておくべきポイント
  • 使い始めるための簡単3ステップ

「ウルテクMCP」って何?

ウルテクMCPは、あなたが使っているAIとウルテクのデータをつなぐ「橋」です。ここでいうAIは、Claude(クロード)でもChatGPTでも、お使いのものでOKです。

もう少し具体的に。ふだんAIに質問すると、AIは「インターネット上の一般的な知識」を使って答えてくれます。でも、あなたの会社のお客様のデータは、AIは見ていません。だから「うちのサイトに今週来た会社、教えて」と聞いても、答えられないんです。

ウルテクMCPは、その状況を変えます。一度つないでおけば、AIは ウルテクが集めている「来訪企業データ・行動データ・インテントデータ」を見ながら 答えてくれるようになります。

例えるなら、こんなイメージ

  • これまで:AI博士に毎回ゼロから「うちのお客様はこういう感じで…」と説明していた
  • これから:AI博士が最初から「うちのお客様データ」を見ながら答えてくれる

「MCP」というのはこの「橋」の正式な仕組み名(Model Context Protocol の略)ですが、正直、名前は覚えなくて大丈夫です。覚えてほしいのは「これがあると、AIにうちのデータを見せながら質問できる」という一点だけです。

朝の10分でこれができる|シーン別の使い方例

「で、結局何ができるの?」が一番大事です。実際にAIに聞いてみた例で、シーン別にご紹介します。専門用語は使わず、ふだんのチャットと同じ感覚で話しかけるだけです。

シーン1:朝の営業MTG前の5分

AIにこう聞きます:

「今週うちのサイトに来た会社で、製造業で従業員500人以上のところを、訪問ページ数が多い順に5社教えて。それぞれが何に興味ありそうかも一言ずつ添えて。」

AIはウルテクMCP経由でデータを引いて、こんな感じで返してくれます(実際の出力イメージ):

会社名 業種・規模 関心テーマ(AI判定) 訪問数
A社 製造業 / 500人以上 インテントデータ×AIで匿名訪問者の可視化に強い関心 9回
B社 製造業 / 500人以上 GTM戦略、KPI設計の実務手順を確認 6回
C社 情報通信業 / 50〜100人 事例ページ複数閲覧、運用イメージを確認中 4回
D社 製造業 / 500人以上 セキュリティ・API連携の情報を社外でも調査中 3回
E社 学術・専門サービス / 30〜50人 料金ページ複数閲覧、導入判断段階 3回

これだけで、その日の優先アプローチ先が決まります。管理画面を開いて検索条件を組む必要なしです。

シーン2:営業に渡すリストづくり

「ICP 『料金ページ来訪企業』 に該当する、直近7日間の会社を全部リストアップして。会社名・業種・最後の訪問日・推奨アプローチ理由つきで。」

ウルテクで設定済みのICP(理想顧客像)は、AIがそのまま条件として使ってくれます。営業に渡せる形のリストが、3秒で出来上がりです。

シーン3:週次レポートを書く前

「今週CVしたリードを全部教えて。それぞれが CV する直前に見ていたページのパターンも要約して。」

AIはCV履歴を引いて、CV前のページ遷移を束ねた要約を返してくれます。レポートのストーリーをつくる素材が自動で集まるイメージです。

シーン4:1社を深掘りしたいとき

「○○株式会社のリードが、サイト内でどう動いたか、そして社外で何を調べているかを時系列でまとめて。営業の初回トーク案も200字で。」

サイト内行動 × 社外検索キーワードを束ねて、実際に営業現場で使えるトークスクリプトまで作ってくれます。

ウルテクMCPの12機能を「5つのグループ」に分けて整理

「いきなり12個の機能を覚えて」と言われてもしんどいので、5つのグループに分けて整理しました。グループの名前を見るだけで、どんなときに使うかイメージできるはずです。

グループ① AIに「うちの会社のこと」を教える

これは「準備運動」のような機能群。一度だけAIに「うちの会社はこういうサービスで、こういうお客様を追っています」と覚えさせる役割です。

  • うちの管理ブランド一覧を教えて → AIが対象サイトを把握
  • うちのサービス概要を覚えて → AIが提案やトーク作成に活かす
  • うちのICP(理想顧客像)一覧を見せて → 後の絞り込みに使う

グループ② AIに「今、誰が来てる?」を聞く(★メイン機能)

これが日常で一番よく使うグループ。「今週どんな会社が来てる?」「業種別では?」「興味は?」のような質問が、すべてここでカバーできます。

ここでひとつ大事な発見をご紹介します。ウルテクは、AIで 各企業の関心テーマを事前に分析した文章 を持っています。例えば、こんな文章が会社ごとに用意されています:

「サイト閲覧は『インテントデータ』『AIによる検討シグナル抽出』『商談創出』に集中。営業×マーケの連携強化を期待する層が中心。外部閲覧は製造・物流の改善、3D計測や原価管理など運用・生産性改善に関する情報収集が目立つ。」

つまり、あなたのAIは 「すでに整理された情報」 を見ながら答えるので、出力が早くて具体的になります。

グループ③ 「特定の会社」を深堀りする

気になる1社が見つかったときに使うグループ。

  • あの会社、うちのサイトのどのページを何回見てる?
  • あの会社から、何人来てる?

「A社、最近よく来てるな…」と思ったら、深堀りはAIに任せられます。

グループ④ 「特定の人」を追いかける

個別のリード(個人)に絞って動きを見たいときに使います。

  • Aさんはいつ何のページを見た?(時系列)
  • Aさんはどこ経由で来た?(広告?検索?)
  • Aさんが社外で調べているキーワードは?(比較情報/製品情報/業界動向で自動分類済み)

「なぜそのリードはCVしたのか/していないのか」を、AIに説明してもらえます。

グループ⑤ 「成果」を確認する

シンプルにCV履歴を見る機能。「最近どんな会社が資料請求した?」「先月のCVをまとめて」のように使います。

「AI活用をこれから本格化したい」方も、簡単に使えます

これが一番大事な話かもしれません。ウルテクMCPは、AIを業務でもっと使いたい方にこそメリットが大きい仕組みです。理由を3つに分けて説明します。

理由1:質問は「普通の言葉」でOK

SQLとか、コードとか、データを呼ぶための専門用語は一切不要です。「今週来た会社で、製造業のところ教えて」「先月CVした人たちが共通して見てたページは?」と話すだけ。あとはAIが、ウルテクMCPを通じて自動でデータを取りに行きます。

理由2:データ分析もすでにAI済み

前述のとおり、ウルテクは各企業の関心テーマを事前にAIで分析済みです。あなたはその「分析結果」を引き出すだけで、自分でデータ集計をする必要がありません。「インテントってどう読むの?」と悩む時間がゼロになります。

理由3:間違えても大丈夫

AIに「今日来た会社のうち、製造業だけ」と言って意図とズレた回答が返ってきても、「いや、製造業で500人以上だけ」と続けて言えばOK。会話を続けるだけで、答えがどんどん絞り込まれていきます。管理画面のフィルタを毎回やり直す必要はありません。

つまりウルテクMCPは、「データを業務にもっと活かしたい人」が、AIと会話しながら毎日のリスト作成・分析を進められる仕組みです。データ専門の知識がなくても、現場担当者がそのまま自分の言葉で使えます。

関連して、AIに何を見せるかという考え方の全体像は インテントデータ活用法 もあわせてどうぞ。

使い始めるための3ステップ

細かい設定方法は別記事やサポートにお譲りしますが、大きな流れは3ステップです。

ステップ やること 所要時間の目安
STEP 1 ウルテクの管理画面でMCPの接続情報(アクセストークン)を取得 5分
STEP 2 お使いのAIクライアント(Claude Desktop / ChatGPT / Cursor 等)にウルテクMCPを設定 10〜15分
STEP 3 試しに「うちのサイトに直近7日以内に訪問した企業の一覧を出して」とAIに聞いてみる 1分

STEP 3でちゃんと答えが返ってくれば、つながっています。あとは前の章で見たような質問を、ふだんのチャットで投げてみてください。

実際の現場で効果が見えた、4つの変化

ウルテクMCPを社内・お客様の現場で試していて、特に「明らかに動きが変わった」と感じた4つの変化を紹介します。AI活用をこれから本格化したい方が、最初の1〜2週間で体感できる変化です。

変化1:朝の優先リストアップが、30分→3分に

毎朝、管理画面で検索条件を組み直して優先5社を抽出していたインサイドセールスの作業が、AIに「今日の優先5社を業種・興味付きで」と話しかけるだけで終わるようになりました。リスト作成のための作業時間が、ほぼゼロに近づきます。浮いた30分は、本来やりたかった「アプローチ文の調整」や「電話準備」に回ります。

変化2:営業に渡す「アプローチ理由」の解像度が上がる

「A社が来ています」だけでなく、「A社は料金ページを3日連続で見ていて、社外ではセキュリティ系のキーワードを調べている。情シス絡みの検討段階の可能性」のレベルまで、AIが束ねた仮説を返してくれます。営業がそのまま使えるトークが、引き渡しの時点で揃います。

変化3:週次レポートが「素材集め」から「示唆を書く時間」に変わる

毎週、CV経由のパターンを手で集計していたマーケ担当が、AIに「今週CVしたリードのページ遷移を要約して」と聞くだけになりました。集計工数が消えた分、「何が起きたか」「次の打ち手は何か」を書く時間が増えます。レポートの中身が、数字の羅列から「示唆と次アクション」中心に変わります。

変化4:マネージャーが管理画面を開かなくなるが、把握度は上がる

これは逆説的ですが、検証で実際に起きました。マネージャー層が管理画面を開く頻度は減るのに、毎週の状況把握はむしろ深くなります。朝のメール感覚で「今週の動き、商談化に近い企業3社」とAIに聞くだけで、必要な把握ができるからです。「画面を見る時間」と「事業を理解する深さ」は、必ずしも比例しないと改めて感じました。

FAQ:ウルテクMCPに関するよくある質問

「MCP」って、ウルテク独自の用語ですか?
いいえ、MCP(Model Context Protocol)はAI業界の共通規格です。ClaudeをはじめとするさまざまなAIアシスタントが、外部データに接続するための仕組みとして広がっています。ウルテクMCPは「ウルテクのデータをこの規格でつなげるようにしたもの」と考えてください。
使えるAIは何ですか?
MCPに対応しているAIクライアントであれば基本的に利用可能です。具体的にはClaude Desktop、Claude Code、Cursor、対応版のChatGPTなど。お使いの環境で対応しているか不明な場合は、ウルテクのサポートにご確認ください。
プログラミングの知識は必要ですか?
不要です。設定(接続情報の貼り付け)は数分で済みますし、その後は通常のチャット画面で「○○を教えて」と話すだけです。ITに詳しい方が同席する必要もありません。
ウルテクの管理画面とMCPは、どう使い分ければいい?
社内検証で見えた使い分けは、「日常の集計・要約はMCP、深堀りは管理画面」です。朝のリストアップ、週次レポートの素材集め、トーク案の生成はMCP経由のAIに任せると速い。一方、設定変更・ICPの編集・個別企業の細かな履歴確認は管理画面が直感的です。両方を併用する前提で設計するのがおすすめです。
セキュリティは大丈夫ですか?
ウルテクMCPはアクセストークンによる認証で、許可されたユーザーのみがデータにアクセスできます。AIに渡すデータの範囲もユーザー側で制御可能です。詳細はサポート窓口にご相談ください。
ウルテクの契約があれば、MCPはすぐ使えますか?
プランによります。ご利用条件や対象プランの最新情報は、ウルテクの管理画面のお知らせまたは弊社サポートまでお問い合わせください。
最初に試すべき質問はありますか?
社内検証で「これがハマる」と感じたのは、「今週うちのサイトに来た企業のうち、ICP「○○」に該当する5社を、訪問数と関心テーマつきで」です。ICPと訪問データという、MCPの強みが両方使われる質問なので、最初の手応えを掴みやすい。逆に「全部見せて」型の漠然とした質問は、AIが要約に困って薄い回答になりがちです。
ICPの設定が大事って本当?
本当です。本記事の章5でも触れたとおり、社内検証で最も大きく結果を左右した変数が「ICPの定義の解像度」でした。質問の上手さよりも、「うちが追いたい顧客像」が言語化されていることのほうが効きます。MCPを試す前に、管理画面でICP一覧を見直し、定義文が今の事業を映しているかを5分で確認するのが、最初に効くアクションです。

まとめ:AIに「うちのお客様」を見せられるようになる

  1. ウルテクMCPは「AIとウルテクをつなぐ橋」。難しい名前ですが、できることはシンプル。あなたが使っているAIに「うちのサイトに来た会社・人のデータ」を直接見せられるようになります。
  2. 質問は普通の言葉でOK。「今週来た製造業の会社、訪問多い順に5社」と話すだけで、AIがデータを引いてリスト化してくれます。SQLもコードも不要です。
  3. 毎朝の優先リスト作成・週次レポート・1社深堀りが時短に。管理画面でやっていた30分の作業が、AIとの数往復の会話で終わります。AIを業務でもっと使いたい方にこそ恩恵が大きい仕組みです。

ウルテクが提供する価値

ウルテクは、BtoB企業のサイト訪問・広告接触・資料閲覧・CV・インテントデータを企業単位でつなぎ、AIがそのまま読みやすい状態に整えるサービスです。ウルテクMCPは、その整えたデータを あなたが日常使うAIから直接呼び出せる ようにする入り口です。

AI時代のBtoBマーケで本当に差がつくのは、AIの使い方そのものではなく AIに何を見せるか。詳しくは AIに何を見せるか|AI時代のBtoBマーケで本当に差がつくもの もあわせてどうぞ。

著者紹介
井上翔太
ウルテク| URUTEQ 事業責任者 ---- 新卒で証券会社に入社し、BtoCのセールスを経験。その後、PR代理店にてBtoB・BtoC企業向けのデジタルマーケティングコンサルティングや新規営業を担当。ログリー株式会社入社後は、BtoBマーケティング向けSaaSの開発やマーケティング、セールスなどを行う。現在は、これまでの経験を活かし、BtoBマーケAIエージェント「アカウントインテリジェンスツール ウルテク」の事業責任者を務めている。

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